デジタル大辞泉
「石斛」の意味・読み・例文・類語
せっ‐こく〔セキ‐〕【石×斛】
ラン科の常緑多年草。森林の岩や老木に着生し、高さ約20センチ。茎は棒状で節が多い。葉は肉厚で披針形。夏、葉の落ちた茎の先に白または淡紅色の花をつける。観賞用に栽培もされ、漢方では強壮・消炎薬に用いる。すくなびこのくすね。いわぐすり。《季 花=夏》「―に瀑落つる巌のはざまかな/青々」
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せっ‐こく セキ‥【石斛】
〘名〙 ラン科の常緑多年草。岩手県以南の各地および中国中部の
山地の岩上や
樹上にまれに着生し、観賞用に栽培される。高さ五~二〇センチメートル。茎は叢生し、節間は円柱形または
紡錘形で新しい茎の節ごとに葉を出す。葉は革質で線状披針形、長さ約五センチメートル、基部には厚く長いさやがあり茎を包む。夏、古い茎の
上部の節から
花柄を出し、径約三センチメートルの白い不整斉花を一~二個ずつ開く。全草を強壮・消炎薬として煎服
(せんぷく)する。漢名、石斛。すくなびこのくすね。すくなびこぐすり。いわぐすり。《季・夏》 〔
本草和名(918頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
石斛 (セッコク・イワグスリ;セキコク)
学名:Dendrobium moniliforme
植物。ラン科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報