茶染師(読み)チャゾメシ

デジタル大辞泉 「茶染師」の意味・読み・例文・類語

ちゃぞめ‐し【茶染(め)師】

茶染めの職人。特に、宮中貴人御用をつとめた染め物師。

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精選版 日本国語大辞典 「茶染師」の意味・読み・例文・類語

ちゃぞめ‐し【茶染師】

  1. 〘 名詞 〙 茶染を職業とする人。特に、宮中、貴人などの御用達であった上級染物師天皇の袍の黄櫨染(こうろぜん)の茶染が最高のものとされた。〔人倫訓蒙図彙(1690)〕

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世界大百科事典(旧版)内の茶染師の言及

【紺屋】より

…紺搔の名は,藍瓶に溶かした藍が底に沈殿しないように搔きまわして染めたことに由来する。職人としての紺搔の誕生は中世初期にさかのぼるが,近世になって紅師,紫師,あるいは茶染師といった職人もあらわれた。こうした紺搔以外の染物職人は中世末期には染殿(そめどの)と呼ばれていたが,やがて染物業者のすべてを紺屋とも呼ぶようになった。…

※「茶染師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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