茶煙(読み)さえん

精選版 日本国語大辞典 「茶煙」の意味・読み・例文・類語

さ‐えん【茶煙・茶烟】

  1. 〘 名詞 〙 茶をわかすときに立ちのぼるけむり
    1. [初出の実例]「粛然幽興処、院裡満茶煙」(出典凌雲集(814)秋日皇太弟池亭賦天字〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐即事詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「茶煙」の読み・字形・画数・意味

【茶煙】ちやえん・さえん

茶をわかす煙。唐・杜牧〔禅院に題す〕詩 (くわうせん)(酒船)一棹すれば、百(万事)し 十春、(そむ)かず 今日鬢絲(白髪)禪榻の(ほとり) 輕く(あが)る、の風

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