日本歴史地名大系 「草ノ上村」の解説 草ノ上村くさのかみむら 兵庫県:篠山市旧篠山町地区草ノ上村[現在地名]篠山市草ノ上塩岡(しようか)村の北にあり、大芋(おくも)川が流れる。南部の山嶺に白鳳期の創建と伝える灯明(とうみよう)寺があり、三(み)嶽修験道の一山として往時は東坊・高蔵坊・檜坊などがあったが、天正五年(一五七七)に明智光秀の軍勢により烏有に帰したという。「和名抄」に記す多紀(たき)郡草上(くさのかみ)郷の遺称地とされる。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「草ノ上村」とみえ、高二八四石余。正保郷帳では田高二六三石余・畠高二一石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by