和合(読み)ワゴウ

デジタル大辞泉 「和合」の意味・読み・例文・類語

わ‐ごう〔‐ガフ〕【和合】

[名](スル)
仲よくなること。親しみ合うこと。「夫婦和合の道」「家族和合する」
男女が結ばれること。結婚すること。
まぜ合わせること。調合。また、まじり合うこと。
「かかる因縁は―するなり」〈愚管抄・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「和合」の意味・読み・例文・類語

わ‐ごう‥ガフ【和合】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 二つ以上のものが結合し、とけあうこと。
      1. [初出の実例]「此法身則能与理和合、亦為僧宝」(出典:勝鬘経義疏(611)一乗章)
      2. [その他の文献]〔韓詩外伝‐巻三〕
    2. 二つ以上のものを混ぜ合わせること。また、組んで一つにすること。
      1. [初出の実例]「露許も瞋恚(しんい)を不(おこさ)ざる人の眼及骨髄を取て和合して付ば、王の御病は即ち(いえ)なむと」(出典:今昔物語集(1120頃か)二)
      2. [その他の文献]〔墨子‐非攻中〕
    3. 男女が結婚すること。男女が性のいとなみをすること。
      1. [初出の実例]「謂。不礼交姧也。仮令。初不主婚。和合姧通。後由祖父母等。已聴婚娶」(出典:令義解(833)戸)
      2. [その他の文献]〔周礼疏‐地官・媒氏〕
    4. うちとけて仲よくなること。また、夫婦が仲睦まじくなること。
      1. [初出の実例]「就中筆是成仏経書写之功徳。為男女和合之用物」(出典:明衡往来(11C中か)中末)
      2. 「両ぢんの御大将ぶじにぞ和合したりけり」(出典:御伽草子・酒茶論(古典文庫所収)(室町末))
      3. [その他の文献]〔荀子‐礼論〕
    5. 僧が法要の場に参集すること。
      1. [初出の実例]「俊慶法印記云〈略〉但衆和合。欲何事至、少し高唱式〈略〉享徳弍年〈癸酉〉季秋七日」(出典:醍醐寺新要録(1620))
  2. [ 2 ]わごうじん(和合神)」の略。〔西湖遊覧志余‐熙朝楽事〕

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普及版 字通 「和合」の読み・字形・画数・意味

【和合】わごう

むつまじくする。

字通「和」の項目を見る

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