日本歴史地名大系 「草地庄」の解説
草地庄
くさじのしよう
- 大分県:豊後高田市
- 草地庄
御願、累代聖主勅免庄園也」とある勅免庄で、その所当・地利は恒例の仏神事・寺家修理の用途に充てられるという(同下文案)。承久二年(一二二〇)一二月、当庄は本家石清水検校祐清と考えられる某から寿持姫に譲与されている。鎌倉期のものと推定される弥勒寺喜多院所領注進状(石清水文書)によると当庄は二五町で、供米は二斗(年月日未詳「弥勒寺領諸庄供米注文」永弘文書)。文治年中に作成利用された宇佐宮仮殿地判指図(宇佐神宮蔵)によると、宇佐宮に対する豊後一国役として若宮西生枝垣一七間のうち一間を負担している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報