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注進状 ちゅうしんじょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

注進状
ちゅうしんじょう

事物を調査,計量してその詳細を上部機関に報告する文書。平安時代末期から室町時代末期にかけて用いられた。人名,数量などを列挙したものを注文と呼ぶ。土地状況を記録したものが多く,合戦太刀討注文,合戦手負注文,分捕頸注文など,軍功を上申する際も注進状の形式をとった。

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デジタル大辞泉の解説

ちゅうしん‐じょう〔‐ジャウ〕【注進状】

中世の上申文書の一。荘園の代官が現地の状況や年貢の収支を本所に報告するときなどに用いた。注文。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうしんじょう【注進状】

日本中世の古文書の一様式。ある事柄の明細を記して注進(報告)した文書。冒頭を〈注進〉と書き出し,書止めを〈右,注進如件〉などと結び,その一通で完結した文書として機能した。注進状は,しばしば注文と呼称され,書式も共通する部分が多いが,相違点は,注文が手控えのメモや副進文書を意味した点にある。また,請文(うけぶみ),つまり命令に対する単なる復命の報告書とは異なって,下位者,下位機関の職務上の独自権限や積極的な調査にもとづき,一定の主張をこめて提出される。

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大辞林 第三版の解説

ちゅうしんじょう【注進状】

平安時代後期から室町時代にかけて、事物の明細(土地の状況などであることが多い)を細かく記し、上部機関に差し出す文書。注文。勘録状。

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世界大百科事典内の注進状の言及

【勘文】より

…〈勘〉はかんがえるの意。勘状,勘注あるいは注進状ともいい,先例を上申したものは勘例ともいう。勘文の内容はきわめて多種類にわたるが,おおむね朝廷の諸事は太政官の外記と史が,日時・方角については陰陽道,日・月食の時刻は暦・算・宿曜道の諸家が,改元の年号は儒家が,犯罪人の量刑については法家が勘申した。…

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