草隠る(読み)クサガクル

デジタル大辞泉 「草隠る」の意味・読み・例文・類語

くさ‐がく・る【草隠る】

[動ラ下二]草の陰になって見えなくなる。
住吉のあさざは水に影みれば空行く月も―・れつつ」〈新千載・秋上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草隠る」の意味・読み・例文・類語

くさ‐がく・る【草隠】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 草の中にかくれる。草かげにこもる。
    1. [初出の実例]「草がくれかれにし水はぬるくとも結びし袖は今もかわかず〈清原元輔〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)恋二・七六〇)
    2. 「狩場の雉の草隠(クサガクレ)たる有様にて」(出典太平記(14C後)一〇)

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