日本歴史地名大系 「荏原町村」の解説
荏原町村
えばらまちむら
松山平野の南平坦部に位置する農村。東は
古代には浮穴郡荏原郷(和名抄)に属したと考えられる。中世には河野氏の統治下にあり、松山平野南部の一拠点として会原城が構築されていた。建武二年(一三三五)の末から翌年二月にかけて、宮方の忽那氏が武家方河野通盛の与党の拠った会原城を攻略したことは、忽那一族軍忠次第(忽那家文書)のなかに「一 会原城、自建武二年十二月廿九日至
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報