荒池(読み)あらいけ

日本歴史地名大系 「荒池」の解説

荒池
あらいけ

春日神社一の鳥居南方、春日山から西流するいさ川の渓谷にある。「多聞院日記」天正一七年(一五八九)四月二五日条に「竜花院荒池ナラ中人夫一円惣出ニテ掘之、西田井詰水ノ用、中坊(中坊美作守)ヨリ申付、今日ヨリ普請在之、洪水堤切テハ菩薩院坊舎難儀々々」とあり、洪水に備えて池堤の補修がなされたが、二ヵ月後の六月一二日には大雨でこの池の水が「発心院門前南三間程南」まで溢れたという(蓮成院記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「荒池」の読み・字形・画数・意味

【荒池】こうち

荒れた池。

字通「荒」の項目を見る

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