荒海村(読み)あらみむら

日本歴史地名大系 「荒海村」の解説

荒海村
あらみむら

[現在地名]成田市荒海あらうみ

飯岡いのおか村の西に位置し、西はなが沼に面する。アラウミとも称し、荒見とも書く。古代の東海道に置かれた荒海駅の遺称地とされる。金沢文庫蔵の「真言宗大意」の奥書に、嘉暦三年(一三二八)四月一一日付で「荒見、長老五七日」とみえ、当地に比定される。金沢称名寺と交流のあった僧・寺院があったことは、荒見坊主(四月五日「俊海書状」・九月一日「即禅書状」金沢文庫文書)などとあることからも知られる。

寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図に村名がみえ、元禄郷帳では高五八七石余。領主変遷西和泉にしいずみ村と同じ。小物成は山城淀藩領時代の享保八年(一七二三)には夫役永一貫五〇五文余・栗代永四九文・林下刈銭永一二五文・山銭永三一九文・野銭永三三文で、三卿の田安領時代の天明二年(一七八二)の村明細帳(神山家文書)では夫役・栗代は同じで山銭が永一貫三八文余と増え、林下刈銭と野銭がなくなっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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