荷負(読み)かふ

精選版 日本国語大辞典 「荷負」の意味・読み・例文・類語

か‐ふ【荷負】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を肩ににない負うこと。かつぐこと。
    1. [初出の実例]「円頂戴来難思議、両肩荷負不任」(出典本朝麗藻(1010か)下・暮秋勧学会於法興院聴講法花経同賦世尊大恩〈藤原有国〉)
  3. ある人、またはあることを心にかけて護持すること。
    1. [初出の実例]「大士荷負衆生之義」(出典:勝鬘経義疏(611)摂受正法章)
  4. あたえられること。給付されること。
    1. [初出の実例]「如此之族何以荷負新恩乎」(出典:醍醐寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状)

に‐おい‥おひ【荷負】

  1. 〘 名詞 〙 荷を負うこと。荷物をかつぐこと。荷かつぎ。〔易林本節用集(1597)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「荷負」の読み・字形・画数・意味

【荷負】かふ

負担する。

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