荻埣村(読み)おぎぞねむら

日本歴史地名大系 「荻埣村」の解説

荻埣村
おぎぞねむら

[現在地名]小牛田町荻埣

江合えあい川北方の自然堤防上の村。東と北は中埣なかぞね村、南は平針ひらばり村、西は上埣かみぞね(現古川市)正保郷帳に村名がみえ、田八八貫六五〇文・畑一〇貫四一八文で水損と注され、ほかに新田四貫五六五文。「安永風土記」では田九三貫八四九文・畑一〇貫七六九文、蔵入一〇五文。人頭三七人(うち沽却禿四)、伊達安芸家中一八人、家数三五(うち水呑二)、男九五・女八四、馬二二。伊達安芸の一円知行地であった。用水は栗原郡桜目さくらのめ(現古川市)の桜目堰に依存し、当村分の溜高九三貫八〇九文。道は四筋あり、それぞれ小牛田、中埣、田尻たじり(現田尻町)古川へ通じ里程が書上げられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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