日本大百科全書(ニッポニカ) 「莆田」の意味・わかりやすい解説
莆田
ほでん / プーティエン
中国、福建(ふっけん)省中東部の地級市。台湾海峡に開ける興化(こうか)湾に臨む。行政上は、城(じょうそう)区、涵江(かんこう)区など4市轄区のほか、仙游(せんゆう)県を管轄する(2016年時点)。人口341万2000(2014)。古くは興化と称され、別名を茘城(れいじょう)とよばれるほどのレイシ(茘枝)の名産地で、リュウガン(竜眼)、ビワ、サトウキビの生産も多い。沿岸部ではタチウオ、グチなどの漁獲が多く、農水産物の加工業が盛んである。かつては製糖業が盛んであったが、衰退した。涵江区には省第一の養鰻(ようまん)場がある。
[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年3月21日]
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