莇平村(読み)あざみひらむら

日本歴史地名大系 「莇平村」の解説

莇平村
あざみひらむら

[現在地名]松代町莇平

鯖石さばいし川上流左岸の山間にあり、東は田代たしろ(現刈羽郡高柳町)、北側の山を越えると石黒いしぐろ(現同上)。延徳四年(一四九二)八月一〇日養泰ようだい佐は犬伏いぬぶせ村の松苧まつお神社領の莇平村にある本年貢五貫文の田畠を七〇貫文で今保左衛三郎に売却している(「養泰寺佐売券」宮沢文書)。同売券によれば、この地は富田妙本が購入したもので、息子の藤左衛門尉に譲ったが過失により守護上杉氏に没収され養泰寺領となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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