菅苅村(読み)すがかりむら

日本歴史地名大系 「菅苅村」の解説

菅苅村
すがかりむら

[現在地名]松代町菅刈すがかり

渋海しぶみ川北岸の段丘上にあり、西は大平たいへい村、南の対岸田沢たざわ村。近世前期には渋海川に近い低地の松之山まつのやま街道沿いに集落があったとされる。同街道から分れて松苧まつお神社へ向かう道もあり、現在の小字と当村や田沢村に現存する屋号とが合致するものもある。近世中期以降現在の地へ移ったと伝える。正保国絵図に村名がみえ、天和三年郷帳では高二五石一斗余、青苧畑四反余、漆木二〇本。文政八年(一八二五)の手鑑帳(立教大学蔵)によれば、天和三年(一六八三)検地の反別四町三反余、うち田九反九畝余・畑二町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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