菊川多賀(読み)キクカワ タカ

20世紀日本人名事典 「菊川多賀」の解説

菊川 多賀
キクカワ タカ

昭和・平成期の日本画家 日本美術院評議員。



生年
明治43(1910)年11月16日

没年
平成3(1991)年1月15日

出生地
北海道札幌市中央区南3条

本名
菊川 孝子

学歴〔年〕
麴町高女中退

主な受賞名〔年〕
院展奨励賞(第37回)〔昭和27年〕「朝」,日本美術院賞(第46回)〔昭和36年〕「祈」,院展大観賞(第47回)〔昭和37年〕「森」,院展大観賞(第48回)〔昭和38年〕「舞妓」,院展文部大臣賞(第57回)〔昭和47年〕「鳴神想」,院展総理大臣賞(第67回)〔昭和57年〕「遙」,勲四等瑞宝章〔平成2年〕

経歴
大正18年清原斎に師事。昭和22年堅山南風入門。23年院展に初入選し、以後連続入選。39年日本美術院同人。人物を題材フォルムの単純化を追求し、迫力のある画面構成を確立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊川多賀」の解説

菊川多賀 きくかわ-たか

1910-1991 昭和-平成時代の日本画家。
明治43年11月16日生まれ。清原斎(ひとし),堅山南風に師事。昭和23年院展初入選,36年から3年連続で日本美術院賞を受賞し,57年「遥」が内閣総理大臣賞。力づよい群像表現で知られた。平成3年1月15日死去。80歳。北海道出身。本名は孝子。作品に「祈」「森」「舞妓」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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