菜蔬(読み)サイソ

デジタル大辞泉 「菜蔬」の意味・読み・例文・類語

さい‐そ【菜×蔬】

あおもの。野菜蔬菜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菜蔬」の意味・読み・例文・類語

さい‐そ【菜蔬】

  1. 〘 名詞 〙 野菜。あおもの。蔬菜。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「按ずるに琉球芋〈略〉近来本邦に多く種(うへ)て、下賤のもの第一の菜蔬(サイソ)とす」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)
    2. [その他の文献]〔南史‐循吏伝序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の菜蔬の言及

【野菜】より

…現在の用語法ではこのようになっているが,本来の語義からするとこれは誤用であり,また,野菜と蔬菜も同義ではなかった。菜蔬(蔬菜)は,中国の古文献に見られるごとく,食用にされる草の総称であった。単独で菜(さい)といい,蔬(そ)という場合も同じで,栽培種であれ野生種であれ,食べられる草(キノコなどを含むこともある)を指すものだった。…

※「菜蔬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android