菟裘(読み)トキュウ

デジタル大辞泉 「菟裘」の意味・読み・例文・類語

ときゅう〔トキウ〕【××裘】

《魯の隠公がこの地を隠居の地と定めたとする「春秋左伝」隠公一一年の記事から》官を辞して隠居する地。

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精選版 日本国語大辞典 「菟裘」の意味・読み・例文・類語

ときゅうトキウ【菟裘・兎裘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、魯の隠公が隠棲の地と定めた地名から ) 官を辞して隠棲する地。老いて世を退き余生を送る所。菟裘の地。
    1. [初出の実例]「老鶯之帰巣。点兎裘於旧谷之雲」(出典本朝文粋(1060頃)八・林亭春已晩詩序〈紀斉名〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公一一年〕

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