萩ノ原遺跡(読み)はぎのはらいせき

日本歴史地名大系 「萩ノ原遺跡」の解説

萩ノ原遺跡
はぎのはらいせき

[現在地名]市原市上高根

養老ようろう川・小櫃おびつ川ほか東京湾に流入する支谷が複雑に発達した地区の比較的平坦地を利用した洪積台地にある。奈良・平安時代を中心とした遺跡で、八世紀末頃に新たに開発され、九世紀後半に消滅した寺を伴う集落跡。基壇建物跡二棟、瓦塔基壇跡一基、掘立柱建物跡五棟以上、竪穴住居跡二二軒、鍛冶跡五基などがあり、三時期の変遷が認められる。一六七点にのぼる墨書土器が検出され、「寺」「寺塔」「塔」「法」「仏」など寺に関連するもので占められ、香炉蓋・浄瓶・銅匙など他の仏教的遺物と合せ、村落内寺院の一つと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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