萩原まさ(読み)はぎわら まさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「萩原まさ」の解説

萩原まさ はぎわら-まさ

1884-1974 大正-昭和時代の発明家
明治17年4月7日生まれ。大正12年家庭用手編機を発明し,萩原式文化手編器の名で製造販売。昭和4年上京し,高速度手編機を製造販売。12年萩原編物技芸学校(現白萩服飾専門学校)を設立した。昭和49年1月17日死去。89歳。群馬県出身。佐藤裁縫女学校卒。旧姓冬木

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の萩原まさの言及

【編機】より

…1589年にイギリスのW.リーによって発明された足踏み靴下編機が最初のものである。家庭用の手編機は手編みをすばやく行うために考案されたもので,日本では1924年萩原まさによりガーター編機(針を1列に並べた板2枚を使用して編む日本独自の手編機)が発明された。しかし,まだ相当に手のかかるものであった。…

【編物】より

…1871年(明治4)西村勝三が,数台の編機を輸入して東京築地に工場をつくり,靴下を製造したのが日本におけるニット工業機械編の始まりである。これ以後,1924年萩原まさが手編機を,26年佐野寅之助,塚田右兵衛両名がシンカ針を,28年森音次郎がメリヤス針を発明した。32年市川止がメリヤス針を使った手編機を発明し,大日本編物研究会が発足した。…

※「萩原まさ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」