20世紀日本人名事典 「萩原まさ」の解説
萩原 まさ
ハギワラ マサ
- 生年
- 明治17(1884)年4月7日
- 没年
- 昭和49(1974)年1月17日
- 出生地
- 群馬県多野郡九里村(現・藤岡市)
- 旧姓(旧名)
- 冬木
- 学歴〔年〕
- 佐藤裁縫女学校卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章
- 経歴
- 高崎の佐藤裁縫女学校を卒業後、萩原恭市と結婚。一時期、栃木県那須の開墾地で養蚕業に携わったが、のちに編物の高速化を思い立ち、大正12年萩原式文化手編機という家庭用手編機を発明。次いで昭和4年に上京し、夫と共に高速度手編機の開発・改良・販売を進めた。その手編機はアメリカにも輸出され、好評を博した。12年には萩原編物技芸学校を設立し、校長として後進の指導にも尽力。その生涯において、夫と共に取得した特許件数は60にのぼるという。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報