20世紀日本人名事典 「萩野末吉」の解説
萩野 末吉
ハギノ スエキチ
明治・大正期の陸軍中将
- 生年
- 万延1年9月1日(1860年)
- 没年
- 昭和15(1940)年2月13日
- 出生地
- 備前国岡山城下(岡山県)
- 学歴〔年〕
- 陸士〔明治14年〕卒
- 経歴
- 岡山藩士・萩野閑吾の二男として岡山城下忍屋敷に生まれる。幼くして藩校に学び、明治5年東京に出て英語を修めた。8年陸軍教導団に入り、12年陸軍士官学校に入学。14年卒業し、近衛歩兵第1連隊、18年参謀本部勤務後、同年〜21年シベリアに出張。帰国後、陸軍幼年学校副官などを経て、25年ロシアに留学。26年帰国後再び参謀本部でロシアの情報調査を行う。40年ロシア大使館付武官、43年帰国し歩兵第29旅団長、台湾第2守備隊司令官などを務め、大正3年陸軍中将。4年予備役に入るが、8〜11年再び召集されウラジオストック軍司令部付となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報