音読み(読み)オンヨミ

デジタル大辞泉 「音読み」の意味・読み・例文・類語

おん‐よみ【音読み】

[名](スル)漢字字音で読むこと。おんどく。⇔訓読み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音読み」の意味・わかりやすい解説

音読み
おんよみ

日本における漢字の読み方の一つ。その漢字に結びついた中国語発音を取入れたもの。その取入れ対象となる中国語の時代と地域の違いに応じて,呉音漢音唐音宋音などと呼ばれる。日本における (漢) 字音である。訓読みの対。「訓」に対して単に「音 (おん) 」ともいう。「山」をサンと読む類。なお「音読 (おんどく) 」は,漢字の音訓とは関係なく文 (章) を声に出して読むことで,黙読の対の意味にも,漢字・漢文をすべて字音で読み通すこと,すなわち字音直読の意味で,訓読 (くんどく) の対にも用いられる。

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