落花枝に帰らず破鏡再び照らさず(読み)ラッカエダニカエラズハキョウフタタビテラサズ

デジタル大辞泉 の解説

落花らっかえだかえらず破鏡はきょうふたたらさず

散り落ちた花は元の枝に戻らず、壊れた鏡は元のように物を映しはしない。死んだ人は二度とこの世にかえってこないこと、また、いったん破れた男女の仲は再び元どおりにはならないことなどのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

らっか【落花】 枝(えだ)に帰(かえ)らず、破鏡(はきょう)(ふたた)び照(て)らさず

  1. 散り落ちた花は二度と枝にもどることがなく、こわれた鏡はもとのように照らすことがないの意。一度失われたり破れたりしたものは再び元に復することはない。転じて、一度過ぎ去った時は再び帰らないこと、死んだ者は再びこの世に生き返らないこと、一度破れた男女の仲は決してもとにもどらないことなどのたとえに用いる。
    1. [初出の実例]「落花枝に帰らず、破鏡ふたたび照らさず」(出典:謡曲・八島(1430頃))

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ことわざを知る辞典 の解説

落花枝に帰らず、破鏡再び照らさず

散り落ちた花は二度と枝にもどることがなく、割れた鏡はもとのように照らすことがない。一度失われたり壊れたりしたものは二度と元に戻ることはない。転じて、一度過ぎ去った時は再び帰らない。死んだ者は再びこの世に生き返らない。また、一度たんした男女の仲は決してもとにもどらないことのたとえ。

[解説] 「伝灯録―一七」に「破鏡重ねては照らさず、落華枝に上り難し」とあります。

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