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落語の小道具 らくごのこどうぐ

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知恵蔵の解説

落語の小道具

落語家が高座で使う小道具は、扇子と手ぬぐいだけ。扇子を風(かぜ)と呼び、開いたり畳んだりして、きせる、刀、箸、筆、竿、傘、お銚子、などを表現。手ぬぐいは何にでも化けることから曼荼羅(まんだら)と称し、手紙、本、財布、たばこ入れなどとなる。上方落語では小拍子(こびょうし)という拍子木で見台(けんだい)を打ちながら話をする場合がある。演出上重要なのは「上下(かみしも)を付ける」こと。何人もの登場人物を描くための約束事で、身分や立場の高い人物は上手(かみて=舞台に向かって右側)から下手(しもて=同じく左側)の方向を向いて話す。

(太田博 演劇・演芸評論家 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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