葛籠馬(読み)ツヅラウマ

デジタル大辞泉 「葛籠馬」の意味・読み・例文・類語

つづら‐うま【葛籠馬】

江戸時代、背の両側つづらをつけた馬。その中に人を乗せたり、旅の荷物を運んだりした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葛籠馬」の意味・読み・例文・類語

つづら‐うま【葛籠馬】

  1. 〘 名詞 〙 背中に四角な葛籠(つづら)を取りつけ、人を乗せたり、また旅の荷物を運んだりする馬。はたご馬。
    1. [初出の実例]「若衆〈略〉大名の参勤につつら馬にふとんかさねて乗つれたるはあっぱれ見事也」(出典:俳諧・類船集(1676)和)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android