葦毛(読み)アシゲ

デジタル大辞泉 「葦毛」の意味・読み・例文・類語

あし‐げ【×葦毛】

馬の毛色の名。栗毛くりげ青毛鹿毛かげの毛色に、年齢につれて白い毛がまじってくるもの。白葦毛黒葦毛連銭れんぜん葦毛などに分ける。
[類語]栗毛鹿毛かげ青毛

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精選版 日本国語大辞典 「葦毛」の意味・読み・例文・類語

あし‐げ【葦毛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 葦の芽生えの時の青白の色にちなんでいう ) 馬の毛色の名。栗毛、青毛、鹿毛、の原毛色に後天的に白色毛が発生してくるもの。黒葦毛、赤葦毛、連銭葦毛など。
    1. [初出の実例]「水こそば 汲みて飼ふといへ 何かしか 大分青(あしげの)馬の い鳴き立てつる」(出典万葉集(8C後)一三・三三二七)
    2. 「馬は〈略〉あしげ」(出典:枕草子(10C終)五〇)

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世界大百科事典(旧版)内の葦毛の言及

【ウマ(馬)】より

…また全身黒色のものは青毛(あおげ)と称する。そして全身白色のものは葦毛(あしげ)と呼ばれる。葦毛は幼時は栗毛,鹿毛,青毛のいずれかで,年をとるとともに白色毛が増すもので,壮年に至ってほとんど全身白色となるが,長毛まで白くなることはほとんどない。…

※「葦毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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