葵藿(読み)きかく

精選版 日本国語大辞典 「葵藿」の意味・読み・例文・類語

き‐かく‥クヮク【葵藿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふゆあおい。また、ふゆあおいや豆の葉が日に向かってまわるように、徳の高い人を慕い心を寄せることのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「宜恋主之誠、誠逾犬馬徳之心、心同葵藿」(出典万葉集(8C後)五・八六四右詞文)
    2. [その他の文献]〔江淹‐遊黄蘖山詩〕
  3. 粗末な野菜のこと。
    1. [初出の実例]「晨炊不五侯鯖、葵藿盤中風露馨」(出典:蕉堅藁(1403)山居十五首次禅月韻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む