葵藿(読み)きかく

精選版 日本国語大辞典 「葵藿」の意味・読み・例文・類語

き‐かく‥クヮク【葵藿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふゆあおい。また、ふゆあおいや豆の葉が日に向かってまわるように、徳の高い人を慕い心を寄せることのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「宜恋主之誠、誠逾犬馬徳之心、心同葵藿」(出典万葉集(8C後)五・八六四右詞文)
    2. [その他の文献]〔江淹‐遊黄蘖山詩〕
  3. 粗末な野菜のこと。
    1. [初出の実例]「晨炊不五侯鯖、葵藿盤中風露馨」(出典:蕉堅藁(1403)山居十五首次禅月韻)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「葵藿」の解説

葵藿 (キカク)

植物アオイ科の多年草,薬用植物。フユアオイ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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