蒯祥(読み)かいしょう(その他表記)Kuǎi Xiáng

改訂新版 世界大百科事典 「蒯祥」の意味・わかりやすい解説

蒯祥 (かいしょう)
Kuǎi Xiáng
生没年:1398-1481

中国,明代,呉県(江蘇省)の人。もとは蘇州の香山幇(同業組合)所属の工匠で,のち北京宮殿造営に参画して任官し,工部侍郎となる。1417年(永楽15),正統年間(1436-49)に北京の宮殿,53年(景泰4)に隆福寺,60年(天順4)に西苑の各館,64年に明の十三陵の一つ,裕陵の建設などを担当。寸分違わぬ設計や修理に定評があり,春秋時代名匠になぞらえて蒯魯般と呼ばれた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 田中

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む