日本歴史地名大系 「蒲須坂新田」の解説 蒲須坂新田かますさかしんでん 栃木県:塩谷郡氏家町蒲須坂新田[現在地名]氏家町蒲須坂押上(おしあげ)村の北東、北部を荒(あら)川が東流し、南部を市の堀(いちのほり)用水が流れる。氏家村の枝郷。寛文一〇年(一六七〇)に開発され、氏家八新田の一つといわれる。村内を会津中街道が南北に通り、街道沿いに集落が形成された。宇都宮藩領。元禄郷帳の高三四石余、天保郷帳では八一石余。奥州街道氏家宿の助郷高三〇石余を勤めた(往還雑記)。貞享四年(一六八七)の上野原境界裁許絵図(松島区有)には街道の東側に一〇軒、西側に一三軒の計二三軒がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by