蒸暑(読み)ジョウショ

デジタル大辞泉 「蒸暑」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しょ【蒸暑】

むし暑いこと。溽暑じょくしょ

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精選版 日本国語大辞典 「蒸暑」の意味・読み・例文・類語

むし‐あつ・い【蒸暑】

〘形口〙 むしあつ・し 〘形ク〙 蒸されるように暑い。風がなくて湿気が多く、気温が高い気候である。《季・夏》 〔倭語類解(17C後‐18C初)〕
置土産(1900)〈国木田独歩〉「そよ吹く風さへ無ければムッとして蒸熱(ムシアツ)き晩なり」
むしあつ‐さ
〘名〙

じょう‐しょ【蒸暑】

〘名〙 (形動) 気候がむしあついこと。また、そのさま。
※行成詩稿(1003‐27)涼風撤蒸暑詩「何因蒸暑撤、便是為風涼
断腸亭日乗永井荷風〉昭和二〇年(1945)七月一四日「晴。蒸暑甚し」 〔北史‐崔浩伝〕

むしくり‐あつ・い【蒸暑】

〘形口〙 むしくりあつ・し 〘形ク〙 むしむしと暑い。蒸し暑い。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)鑓じるし「はや夜中むしくりあつふ寝憎くやと」

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普及版 字通 「蒸暑」の読み・字形・画数・意味

【蒸暑】じようしよ

むし暑い。〔北史、崔浩伝〕南土は下濕(かしふ)、夏、師を行(や)るの時に非ず。

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