溽暑(読み)ジョクショ

デジタル大辞泉 「溽暑」の意味・読み・例文・類語

じょく‐しょ【×溽暑】

蒸し暑いこと。 夏》庭山は埃汚れの―かな/圭岳」
陰暦6月の異称

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精選版 日本国語大辞典 「溽暑」の意味・読み・例文・類語

じょく‐しょ【溽暑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 蒸し暑いこと。また、その暑さ。蒸暑。溽熱。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「此日也、溽暑方間長皐向晩」(出典懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客・序〈下毛野虫麻呂〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕
  3. 陰暦六月の異称。
    1. [初出の実例]「溽暑之比より、当地御対陣有つるに、珍しき行にも及ず」(出典:太閤記(1625)二)

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普及版 字通 「溽暑」の読み・字形・画数・意味

【溽暑】じよくしよ

むし暑い。唐・柳宗元〔夏昼偶作〕詩 南州の溽ふこと酒の如し 几(き)に隱(よ)りて熟眠して、北(ほくいう)(北側のまど)を開く

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