蒼島(読み)あおしま

日本歴史地名大系 「蒼島」の解説

蒼島
あおしま

本所ほんじよ加斗かと松原より海上一キロの小浜湾内にある島。面積八千二五〇平方メートル、高さ三九メートル。四〇科七七種類の植物が自生し、なかでもナタオレノキは日本海側の北限となっており、これらは蒼島暖地性植物群落として国指定天然記念物。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の蒼島の言及

【若狭湾】より

…敦賀,小浜,舞鶴,宮津など天然の良港は,古くから大陸や日本海側諸地方との中継貿易や物資輸送の拠点として栄えたが,背後の平野が限られるためそれ自体の発展はいま一つである。気温は冬も温暖で,半島には照葉樹が茂り,常神にはソテツ(天),小浜湾上の蒼島にはナタオレなどの暖地性植物群落(天)がある。 湾口付近は水深約200mでカレイ,タラなど冷水魚が多い。…

※「蒼島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む