蓬戸(読み)ホウコ

デジタル大辞泉 「蓬戸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こ【×蓬戸】

《草を編んで作った戸の意》粗末で貧しい家。
八条の―、六波羅蓮府」〈盛衰記・三二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蓬戸」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こ【蓬戸】

〘名〙 (草をあんで作った戸の意) 粗末で貧しげな住居庶民の家。貧屋
本朝麗藻(1010か)下・閑中聞左親衛員外将軍両度遊宇治河聊述中懐偸呈下風〈藤原公任〉「華船有月波澄色、蓬戸無人雨滴声」 〔礼記‐儒行〕

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