蓮府(読み)レンプ

デジタル大辞泉 「蓮府」の意味・読み・例文・類語

れん‐ぷ【×蓮府】

《「南史」庾杲之伝から》中国の晋の大臣王倹おうけんが家にはすを植えて愛したところから、大臣、また、その邸宅をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蓮府」の意味・読み・例文・類語

れん‐ぷ【蓮府】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、斉の大臣王倹が、その家に蓮を植えて愛したという故事による ) 大臣の異称。また、その邸宅。
    1. [初出の実例]「凝看蓮府千年影、結借楊州百練名」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・晩冬同賦池氷如対鏡)
    2. [その他の文献]〔盧綸‐送従叔程詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蓮府」の読み・字形・画数・意味

【蓮府】れんぷ

大臣の屋敷

字通「蓮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android