蓮の葉(読み)ハスノハ

デジタル大辞泉 「蓮の葉」の意味・読み・例文・類語

はす‐の‐は【×蓮の葉】

ハスの、ほぼ円形をした葉。はすは。
蓮の葉物」に同じ。
麁相そさう道具を―といふごとく」〈浮・好色貝合〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蓮の葉」の意味・読み・例文・類語

はす【蓮】 の 葉(は)

  1. 蓮のほぼ円形で楯形をした葉。はすは。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「はすの葉に冷ややかなる水をつつみて来るに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
  2. はすのはがさ(蓮葉笠)」の略。
    1. [初出の実例]「人の前へ慮外だ、この蓮の葉を取れ」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))

はちす【蓮】 の 葉(は)

  1. (はす)の葉。
    1. [初出の実例]「復た髑髏の骨塔あり、骨の状、荷(ハチス)の葉の如し」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)二)

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