蓮如仮名法語(読み)れんにょかなほうご

百科事典マイペディアの解説

蓮如仮名法語【れんにょかなほうご】

室町中期,本願寺8世蓮如が門信徒に送った信仰上の指導となる消息を,孫の円如が編纂(へんさん),10世証如が初めて版にしたもの。東本願寺では御文(おふみ),西本願寺では御文章(ごぶんしょう)といい,五帖消息(ごじょうしょうそく)とも。80通が5帖にまとめられ,前半は越前吉崎にあるころ書かれたもの。全体に平易な文章で,宗義を広めるのに大きな力となった。→吉崎

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世界大百科事典 第2版の解説

れんにょかなほうご【蓮如仮名法語】

本願寺第8世蓮如が,真宗教義を平易な文体でかな書きにした法語をいう。消息,御書,宝章,勧文,勧章ともいわれ,東本願寺では〈御文(おふみ)〉といい,西本願寺では〈御文章(ごぶんしよう)〉の雅称で呼んでいる。蓮如が〈千の物を百にゑり,百のものを十にゑり,十のものを一にゑりすぐりて〉,教義の要をわかりやすく説いたのが〈御文〉で,いずれも書簡文の形式をとった一紙法語である。5帖80通と帖外御文約200通が伝承され,今日なお真宗寺院,門徒勤行に拝読されている。

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