御文章(読み)ゴブンショウ

大辞林 第三版の解説

ごぶんしょう【御文章】

浄土真宗の本願寺八世蓮如れんによがその門下に与えた法語や消息を、孫の円如が集めたもの。五帖八〇通。平易な文章で、宗義の拡大に貢献。本願寺派では御文章、大谷派では御文おふみという。お文様ふみさま

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精選版 日本国語大辞典の解説

ごぶんしょう ゴブンシャウ【御文章】

浄土真宗の蓮如が門下の僧や信者に与えた法語、消息を、孫の円如が集めたもの。五巻(五帖)。全部で八〇通であったが、その後編集の際にもれたものや新たに発見されたものがまとめられている。平易な文章で真宗教団の拡大に大いに役立った。御文(おふみ)。蓮如御文章。蓮如上人御文。五帖消息。
※浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油屋「もふもふ有りがたい御文しゃう」

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世界大百科事典内の御文章の言及

【蓮如】より

…生涯に子どもは13男14女の多きにおよんだ。 蓮如の布教は,教義を仮名でわかりやすく説いた《御文(おふみ)(御文章(ごぶんしよう))》(《蓮如仮名法語》)を中心に行われた。これは消息として各地の門徒に書き送られたものであるが,のち蓮如の孫円如がこれを収集してまとめた。…

【蓮如仮名法語】より

…本願寺第8世蓮如が,真宗の教義を平易な文体でかな書きにした法語をいう。消息,御書,宝章,勧文,勧章ともいわれ,東本願寺では〈御文(おふみ)〉といい,西本願寺では〈御文章(ごぶんしよう)〉の雅称で呼んでいる。蓮如が〈千の物を百にゑり,百のものを十にゑり,十のものを一にゑりすぐりて〉,教義の要をわかりやすく説いたのが〈御文〉で,いずれも書簡文の形式をとった一紙法語である。…

※「御文章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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