蓮池市(読み)はすいけいち

日本歴史地名大系 「蓮池市」の解説

蓮池市
はすいけいち

[現在地名]土佐市蓮池

室町時代に蓮池城下に設けられた市場集落。「土佐州郡志」は蓮池城東南方にある小村上町屋かみまちや・中町屋・下町屋について「在芋岡南、伝言古市店也。今為田畝・民家」と記し、また波介はげ川沿岸の小村古市ふるいちは「今為田畝、伝言古有市店、毎月定限六日交易諸物」とする。かつて蓮池城の南に二ヵ所の市町があり、六斎市が開かれていたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android