蔓筋(読み)つるすじ

精選版 日本国語大辞典 「蔓筋」の意味・読み・例文・類語

つる‐すじ‥すぢ【蔓筋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「うり(瓜)の蔓に茄子(なすび)はならぬ」による語 ) 血すじ。血統
    1. [初出の実例]「申ても蔓筋(ツルスヂ)じゃものと、心あての買懸りして」(出典浮世草子好色敗毒散(1703)三)
  3. ( 「鉉筋」とも ) 鉱脈の内、特に上質の部分。
    1. [初出の実例]「鉉の広さ五寸も六寸も有内に、弐寸も三寸も勝れて能きを、鉉筋(ツルスヂ)と云ふ」(出典:鉱山至宝要録(1691)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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