蔵人所斤(読み)くろうどどころきん

世界大百科事典 第2版の解説

くろうどどころきん【蔵人所斤】

鎌倉時代に用いられた重さを計る単位の一つ。律令制では唐制にならい,キビ100粒の重さを1銖と規定し,24銖を1両,16両を1斤(小斤)とし,さらに3両を大両1両とする大斤を定め,金,,穀などを計る場合に大斤を用い,他は小斤を用いることとした。この衡制は時代が経過するとともにみだれ,地域により,あるいは領主により,基準の異なるはかりを用いるようになった。東大寺内においてさえ呉斤国斤本斤などの異なったはかりが使用されているが,これらは何を基準としているか不明である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の蔵人所斤の言及

【はかり(秤)】より

…【亀田 隆之】
[中世]
 律令制によって公定された斤の制度は,律令制自体の崩壊とともに急速に弛緩し,かわって幾種類かの私的な斤が登場した。平安・鎌倉時代になると,本斤,国斤,蔵人所斤などと呼ばれる斤が文献にその姿をあらわす。本斤は私斤のうち基準的なものとの意味であり,国斤は諸国においてその国単位に行われた斤である。…

※「蔵人所斤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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