蔵田蔵(読み)クラタ オサム

20世紀日本人名事典 「蔵田蔵」の解説

蔵田 蔵
クラタ オサム

昭和期の美術史家 元・奈良国立博物館長。



生年
明治40(1907)年8月8日

没年
昭和49(1974)年10月13日

出生地
福岡県企救郡西紫村(現・北九州市小倉北区)

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部美学美術史学科〔昭和7年〕卒,東京帝国大学大学院〔昭和9年〕修了

経歴
昭和9年東京帝室博物館研究員となって、仏教考古学金工史を専攻。13年鑑査官補、列品課勤務。20年高松宮家御用掛、翌21年博物館に戻り、30年国立となった同館の工芸課長、39年学芸部長を務めた。40年奈良国立博物館長に就任著書に「日本の金工」「仏具」「東大寺大仏蓮弁拓本」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蔵田蔵」の解説

蔵田蔵 くらた-おさむ

1907-1974 昭和時代の美術史家。
明治40年8月8日生まれ。昭和9年東京帝室博物館研究員となり,仏教考古学,金工史を専攻。戦後,東京国立博物館学芸部長などをへて,40年奈良国立博物館館長に就任。昭和49年10月13日死去。67歳。福岡県出身。東京帝大卒。著作に「日本の金工」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android