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仏教考古学 ぶっきょうこうこがく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仏教考古学
ぶっきょうこうこがく

仏教関係の遺跡,遺物から仏教の過去を研究する学問。その対象はきわめて多いが,大別すると,(1) 仏像 金銅仏,木彫仏,石仏,塑像,塼仏,押出仏,印仏など,(2) 経典 写経,版経,納経,経塚関係など,(3) 仏具 梵鐘,鰐口,香爐,灯籠,花瓶,火舎,六器,鈷杵,錫杖など,(4) 仏塔 重層塔,五輪塔,宝篋印塔,板碑,泥塔,塼塔など,(5) 寺院 伽藍配置,堂舎,瓦,礎石など,があげられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仏教考古学
ぶっきょうこうこがく

宗教考古学の一分科。とくにわが国において独自な発展を遂げつつある。仏教関係の遺跡および遺物を考古学的な方法によって研究し、仏教の展開過程を具体的に究明することを目的とするが、その方法論は論者によってかならずしも一致していない。石田茂作(もさく)は、研究の対象として「仏像、経典、仏具、仏塔、寺院」の5項目をあげているが、これに墓制を加えて、6項目を当面の研究目標とすべきであるとの意見もある。仏教考古学の研究は、歴史考古学の場合と同じく、出土品のみを対象とすべきでなく、伝世品をも研究資料に加えることによって本来的な目的が達成される。かつて出版された『仏教考古学講座』15巻(1936~37・雄山閣出版)は、組織化以前のものであって雑多な内容を含んでいたが、『新版仏教考古学講座』七巻(1975~77・雄山閣出版)に至って組織化されるに至った。アジアにおける仏教考古学の研究は、ヨーロッパにおける聖書考古学と並んで、宗教文化の展開を具体的資料によって把握しうる分野として高く評価されつつある。[坂詰秀一]
『坂詰秀一編『仏教考古学序説』(1971・雄山閣出版)』

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