金工(読み)キンコウ

精選版 日本国語大辞典 「金工」の意味・読み・例文・類語

かな‐だくみ【金工】

  1. 〘 名詞 〙 鍛冶をする人。金属の細工をする人。かなづくり。
    1. [初出の実例]「天目一箇(あめまひとつ)の神を作金者(カナタクミ)とす」(出典日本書紀(720)神代下(兼方本訓))
    2. 「かぢの木の色葉や是もかなたくみ〈安静〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)一一)

きん‐こう【金工】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金属または貴金属鍛工鋳工などの総称
  3. きんぞくこうげい(金属工芸)
  4. 金属に細工をする人。金匠。〔礼記‐曲礼下〕
  5. 鉱石を掘る仕事

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金工の言及

【金属工芸】より

…金属を素材として作られた日常品や装飾品,またその加工技術で,一般に金工と呼ばれている。人類が金属の使用を開始した時期は非常に古く,前5000年ころのエジプトですでに金と銅の使用が知られている。…

※「金工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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