蕩然(読み)トウゼン

デジタル大辞泉の解説

とう‐ぜん〔タウ‐〕【×蕩然】

[ト・タル][文][形動タリ]
ひろびろとしているさま。
「立春の夕、地も天も―として融けんとす」〈蘆花自然と人生
流されたようにあとかたもないさま。
「先に与えたる千金の財本は―跡なく」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉
心が自由であるさま。思うままにふるまうさま。
「彼既に心骨―として悠悠款語」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

とうぜん【蕩然】

( トタル ) [文] 形動タリ 
ひろびろとしているさま。広大なさま。 「地も天も-として融けむとす/自然と人生 蘆花
あとかたもないさま。
なすがままであるさま。また、しまりがなく、ゆるやかなさま。 「懦弱の人は、其心-として帰するところなく/西国立志編 正直

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android