心骨(読み)シンコツ

デジタル大辞泉 「心骨」の意味・読み・例文・類語

しん‐こつ【心骨】

精神肉体
心の奥底

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心骨」の意味・読み・例文・類語

しん‐こつ【心骨】

〘名〙
① 精神と身体全身
※室町殿日記(1602頃)一「それ士農工商は昼夜心骨をきざみて上を育、上は又下の豊ならん事を日々にあらためて」
② しんちゅう。心の奥底。心底
俳諧・十論為弁抄(1725)五「さてはかの芋の葉は、岡の月夜のうつろひに、秋風の姿なりしをと、はじめて心骨に銘じ侍し也」 〔劉知幾‐思慎賦伝〕

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普及版 字通 「心骨」の読み・字形・画数・意味

【心骨】しんこつ

心と骨。強い精神。唐・李賀〔愁ひを開く歌〕詩 人我む、心骨をへ 俗物の相ひ塡(てんくわい)(塞ぎ撓(た)める)するを受くること(なか)れと

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