薄雲太夫(読み)うすぐもだゆう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「薄雲太夫」の意味・わかりやすい解説

薄雲太夫
うすぐもだゆう

江戸中期に江戸・吉原(よしわら)の三浦屋四郎左衛門方にいた遊女。薄雲は『源氏物語』第19帖(じょう)からとったもので、太夫は揚女郎(あげじょろう)の最高の職制をいう。勝山、高雄、吉野らとともに吉原で著名な遊女だが、薄雲を名のった遊女は3人あり、それぞれの詳細はさだかでない。一般に知られる薄雲は信州(長野県)埴科(はにしな)郡鼠宿(ねずみじゅく)の出身で、舞伎(ぶぎ)に優れ、猫を愛したといわれる。1700年(元禄13)7月に350両で身請けされた。

[佐藤農人]

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