薩摩つげ櫛(読み)さつまつげくし

事典 日本の地域ブランド・名産品 「薩摩つげ櫛」の解説

薩摩つげ櫛[木工]
さつまつげくし

九州・沖縄地方、鹿児島県地域ブランド
指宿市薩摩川内市で製作されている。江戸時代中期、下級藩士の内職として広まったという。指宿地方では女の子が生まれたのを記念してつげを植え、嫁入りのときに家具や櫛をつくって持たせたといわれる。3年以上自然乾燥させたつげを使用し、何度椿油をすり込んで仕上げられる。鹿児島県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「薩摩つげ櫛」の解説

薩摩つげ櫛

鹿児島県指宿地方特産の薩摩つげを材料とする櫛。製造は江戸時代中期から続く。県指定伝統的工芸品。

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