薬の効く時間と食事

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「薬の効く時間と食事」の解説

薬の効く時間と食事

 薬の成分胃腸から吸収され、血液を介して効果を発揮します。


 ふつう、服用後約10分で血液中に現れ、1時間前後でピークに達し、24時間で排泄はいせつされるといわれています。ただし、薬、服用する人、病気などによって、差異が生じます。とくに最近は、同じ名前の薬でも、効果を持続させて1日2回あるいは1回の服用ですむものが多く用いられるようになっています。


 薬の効果と食事との関係は、まだ十分わかっていません。


 食事によって、成分の吸収が低下、または増大するなど、変化のみられる薬もあります。しかし、多くは変化しないので、薬の飲み忘れや、胃腸障害といった副作用防止のために、食後の服用が一般的なのです。


 指示がない場合は、効果に差はないので、服用は食前、食後のどちらでもかまわないと考えてください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android