薬の女官(読み)クスリノニョウカン

デジタル大辞泉 「薬の女官」の意味・読み・例文・類語

くすり‐の‐にょうかん〔‐ニヨウクワン〕【薬の女官】

平安時代宮中元日から3日間、典薬寮内薬司ないやくしがさし出す薬を預かって天皇に奉る役の女官後宮尚薬くすりのかみが行う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 クスリ くし ウチ

精選版 日本国語大辞典 「薬の女官」の意味・読み・例文・類語

くすり【薬】 の 女官(にょうかん)

  1. 平安時代、元旦より三日間、天皇に薬を供御(くご)する際、典薬寮の内薬司(うちのくすりのつかさ)の差し出す薬を預り奉献する女官。後宮の尚薬がこれを行なう。〔西宮記(969頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android